全人口の約3割が65歳以上という超高齢化社会の日本。年金や介護のことなど、高齢化社会に伴う様々な問題がありますが、近年とりわけ問題となっているのが認知症。厚生労働省の調査によると、2015年の時点で525万人の認知症患者がいるとされ、この数字は今後どんどん増えていくと言われています。
最近は60代の方も元気で、「私はまだまだ大丈夫!」と思っている方も多いかと思います。
しかし、いくら身体は元気でももしその方が片づけが苦手・出来ないと言われたら注意が必要です。もしかしたら、片付けが出来ないのは認知症の兆候かもしれません。
そもそも認知症とは?
認知症は、脳の神経細胞が壊れ判断力や記憶力が失われ、日常生活に支障をきたすようになる状態の事を言います。現在の医学では認知症の直接的な原因は解明されておらず、また誰でも発症する可能性があります。
認知症7つの兆候
1. 怒りっぽくなった
2. 身だしなみを気にしなくなった
3. 忘れっぽくなった
4. 物事の興味が無くなってきた
5. 物の管理が苦手になった
6. 人の意見を聞かなくなった
7. 同時に複数の事が出来なくなった
8. 昨日したことが思い出せなくなった
これらがすべての認知症患者にあてはまるわけではありませんが、この項目に複数該当する人は、認知症のリスクが高いと言えます。
認知症と片づけの因果関係
では、片付け下手だと認知症というのはなぜなのでしょうか。
普段何気なく行っている「片付け」という行為は、実は非常に高度な判断力や記憶力を使います。部屋を掃除するだけでなく、何を残し何を捨てるのかその場で判断すると同時に、何をどこに置いたかを覚えておく記憶力を必要とします。判断力や記憶力が低下したら、必要な物と不要なものの区別がつかなくなったり、置いた場所すら忘れてしまったなんてことが起こってしまいます。
また物忘れがひどくなると、買ってきたものをどこに置いたか忘れて家の中を探し回ったり、下手すると買ってきた事すら忘れてしまい、結果物が増えていき、家の中がどんどん散らかっていきます。
さらに、認知症の兆候に怒りっぽくなったり人の意見を聞かなくなることがありますが、散らかった部屋を家族から注意されても、散らかっているのは別の誰かのせいと思いこんだり、探し物が見つからないのは家族の誰かに隠された・盗まれたと被害妄想を募らせてしまうこともあります。こうなると部屋を片づけようとすると激しく抵抗するので、本人とよく話をして納得させながら片づけする必要があります。
散らかった部屋を片付けるのは困難
認知症からくる片付け下手で、散らかったしまった部屋を片付けるのは思った以上に大変です。物が溢れているだけでなく、動くことすら億劫になりゴミが放置されていることもあります。
また本人の同意なく片づけたり物を捨てようとすると拒絶反応を示す人もいますので、その辺の配慮も必要になります。更に家族と離れて暮らしている人だと毎日掃除しに行くこともできないので、その労力は大変なものです。
困った時は片付けのプロに相談を!
そんな時にはプロに相談するのが一番確実で早いです。
弊社栗田商会もごみ屋敷の清掃や事務所・店舗の片付けなど規模や状態など、10年以上の実績がありますので、片付けの規模や内容に応じて迅速・丁寧・安全に片づけ出来ます。
また、不用品処分とリサイクル業の両方を営んでいますので、まだ使えそうなものやリサイクルできそうなものは買い取り、買い取り出来ないものも確実に処分させて頂きますので、回収コストを抑えつつ、不用品をまとめて処分することができます。部屋の片づけはもちろん、引っ越しや大掃除の時などに出てきた大量の不用品を一気に整理することも可能です。
どんなケースでもお断りすることはありませんので、大阪・八尾・藤井寺・松原を中心に関西圏でのお片付けや不用品の処分でお困りの事がございましたら、栗田商会までお気軽にお問合せ下さい。